ふつーの人間の鬱再生の記録

うつ病から立ち直って早3年。落ち着いて振り返ってみるブログです。誰かの立ち直るきっかけになればと思います。

鬱・休職からの転職あれこれ

前回の日記から大分空いてしまいました。。。

今回は鬱空け・実質は治療中に転職したお話です。

尚、今に至るまで2回転職をしていますが鬱歴が2回とも響いてますのでその辺含めた体験談をつづってみようと思います。

 

 

1回目の転職@休職からの転職

1回目の転職の時は、休職→転職と所属していた会社に行かないまま転職してしまいました。

元の理由は休職中の手当てが切れる1か月くらい前に通達があり、また俗にいう退職勧告に近いものを受けてしまい、いよいよ…となったのがきっかけでした。

この時、鬱で休んでいたのをばれないように何とかしようとネットで調べましたが結論「源泉徴収票でばれる」という結論に至りあきらめました。

なぜばれるかは下記、休職から転職できるのかをご参照くださいまし。その為、大小転職サイト、エージェントを活用し約1か月半で転職先を決めて転職することができました。

2回目の転職@黒歴史が消えたと思っていたのに…

1回目の転職先の仕事は楽しかったものの、とにかく収入が安すぎる&毎日終電近くまで仕事をする&土日に必ず資料作成が発生するorzという社畜生活だった為、このままでは鬱にならなくても病気になる自信があったので約1年8か月で2回目の転職を試みました。

この時、前回の源泉徴収票問題はクリアになったと思っており、普通に当時の安月給を記載し、転職活動を行いました。

結果、今の会社が当時の給料の1.5倍くらいでオファーでたのでワッショイ!ワッショイ!言いながら移ろうとしたのですが、トラップがありました。

年収把握のために”2年分”の源泉徴収票を求められました。

これがやばかった。1年分は安月給でよい。もう8か月分が安月給8か月分はまだしも、前職の4か月分が丸々ない状態なのでこれがやばかった。

ただでさえ安い給料がさらに2/3くらいになってしまい、すごい悩みました…。

結果、自己都合による休職(この場では理由記載を自粛)とし乗り切りました。

かなり当時人事間で揉めたみたいですが…。

なんにせよ、1年以上今の会社に問題なく正社員でいるので大丈夫なんだと思います。

そんなこんなで源泉徴収票には気を付けましょう。あとのことは履歴書に明らかに部署が本部付きとか人事付きとかになっていなければ入社時に2年分の源泉徴収を求められない限りは大したことないと思います。普通に転職できます。

そもそも休職から転職できるのか

そもそも休職から転職できるのか?休職から転職するときに一番困り、悩んだのはこれです。

結果から言うともうすでに上記で述べている通りできます。

もうひとつ休職を隠したまま転職できるか?

これはその人の状況次第です。どんなに履歴書をきれいに書こうが実績を取り繕おうが源泉徴収でばれます。

有休消化で休職している人は普通に給与を支払われている状況なので問題ないと思いますが私のように長期休職し手当てをもらってしまった人間は厳しいと思います。

よくはないですがごまかせても2か月だけだと思います。

なので休職手当を長期もらった状態で転職希望の方はその旨をきちんと受ける企業にもエージェントにも伝えたうえで転職活動するほうが良いです。

というかそれしかないです。一度安定した収入を得るか、それでも隠したいなら会社を辞めて1年くらい無職になって旅をしていたことにするのが良いです。

さて、話を戻して休職からの転職。

私の場合は100近くエントリーして書類通過が5社くらい、通過したところはすべて内定もらえました。

どんな企業体質であれその会社はまた休むかも、というリスクを受け入れて採用していただけたのでまったくできない、というわけではないです。

ただし、やはり大手や毎日出社が絶対、という企業は相当ハードルが高い、というのが今普通にサラリーマンをしていて改めて思うところです。

履歴書の書き方

履歴書。私も悩みましたし周囲も悩むポイントとして”休職を書くか”ですが、個人的には部署に所属している間は書かなくてよいと思います。

ただし、部や課があるのに本部付き、になってしまった場合は間違いなく見抜かれるので注意が必要です。

それが直近の経歴でなかったり半年以内位であればしれっと書いて資料作成とか書いてしまえばよいですが、あまりに長いと見抜かれます。

あとは面接で職務経歴聞かれるときにそこに着弾しないよう、フォーカスしてくれそうな業務のところを手厚く記入するなどして対処すればよいかなと思います。

不調だな、と思った時の休み方

休職してから転職すると個人的に一番怖いのは休めないプレッシャーでした。どのサイトを見てもよくある意見やコメントが”半年は這ってでも行け。”ごもっともなんです。休んできた人間が信頼を得るためには這ってでも行かないといけないです。

ただ、それで体を壊しては元も子もないです。

それに私の場合、1回目の転職はまだ薬を服用していたので調子の波も大きかったです。そして休職明けだと体力も乏しく虚弱になっていて正直休まずに行くのは厳しいです。

なので、もし新しい職場にフレックスがあるならフレックスを使いましょう。

なければ本当にダメなときは風邪が一番です。ある種、メンタルの不調は風邪のひきはじめみたいなものなので、そこで立て直さないとどうしようもないです。そして一番大事なのは頑張りすぎて後でドカンと休むよりも1日休んで立て直せるようにするのが大事だと思います。翌日小言を言われるかもしれませんがまた出社出来てよかったと思うのが一番です。

なので、もし休んでしまってすごい罪悪感に駆られてもまずはいったん落ち着けて立て直すすべを覚えていってもらえたらと思います。

尚、私の場合、風邪、と言い続けていたら本当に虚弱になってしまい風邪やウイルスもらいやすくなってしまいました…。

終わりに

なんかだらだらとした記事になってしまいましたが、休職からでも転職はできます。

ただし、現実問題として

・隠そうにも源泉徴収票でばれる→1年働くor無職になれば気にしなくてよい

・休職明けの人間をとる企業はある。ただし、少ない

・履歴書は無理に休職を書く必要はないが期間による

この辺は今の自分の状況と照らし合わせる必要があります。

今休職されていて、転職を悩んでいる方、辛いかもしれませんが現実と向き合って、でもあきらめず、腐らず絶望せず頑張ってもらえればと思います。

裏を返せば、

・休職明けの転職はその後の1年がカギ

・休職を知ったうえで受け入れてくれる会社は自身の状態に理解があり、調整がしやすい(はず)

・鬱になっても履歴書は傷つきにくい(鬱になる前の経験が助けてくれる)

と悲観的にならなくてもいいこともあるので何とかなります。

なので、ほんと絶望せず進んでみてもらえればと思います。

 

もしこんな場合どうするの?という疑問があればコメントやメールいただければつたない私ですが相談に乗りますので何かあればいってくださいまし。

 

それでは今宵はこの辺で。

 

明日寝坊しませんように…